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アフリカ現代美術がつなぐケアの現場

  • pe2s-isgi
  • 9月26日
  • 読了時間: 2分

対話型鑑賞会と制作発表会


9月2日、アウラの森芸術舎は伊豆の国市・韮山地域包括支援センター主催「いずのんカフェ」(高齢者施策)にて、4月に続き2回目となる〈アフリカ現代美術を楽しむ対話型鑑賞会〉と〈制作・発表会〉を行いました。この取り組みは、アーツカウンシルしずおか「文化芸術による地域振興プログラム」地域はじまり支援による アフリカルチャー・クリエイティブ・エイジング&インクルーシブ・プロジェクト の一環です。

当日は、高齢者18名のほか、社会福祉協議会事務局長、韮山地域包括支援センター職員、インターンの方、市議会議員2名(うち1名は県外から)など、多様な方々にご参加いただきました。鑑賞会のファシリテータは、昨年から引き続き「アール・ゆるっと」の板野泉さんと中野佳子さん。

取り上げた作品は、ジャファリ・アウシ《マササニの日曜魚市場》(60×60cm)と、ジョージ・リランガ《シェターニ(精霊)》(105×250cm)。


Sunday Fish Market in Masasani  by Jaffari Aussi
Sunday Fish Market in Masasani by Jaffari Aussi

《魚市場》では日本や海外での魚の調理法や思い出話に笑いが広がり、《シェターニ》では「夢に出てきそう」「動物や昆虫の擬人化だ」との感想が寄せられ、リランガが実際に夢に現れたシェターニを描いていたこととも響き合う、深い対話の時間となりました。

続く「シェターニを描こう!」制作発表会では、セネガルの弦楽器コラの音色をBGMに、リランガの水彩作品6点も展示。最初は戸惑いもありましたが、窓際に並んだセネガル作家の蝶のオブジェをきっかけに次々と蝶が描かれ、最終的に6名が蝶をモチーフに制作しました。発表では、大切な故人を蝶に託す方もおり、アフリカで蝶が魂の象徴とされることや、シェターニとのつながりを感じる心に残る場面も生まれました。

ご協力くださった韮山地域包括支援センターの皆様に感謝いたします。


対話型鑑賞会の様子
対話型鑑賞会の様子
「シェターニを描こう!」ワークショップの様子
「シェターニを描こう!」ワークショップの様子
作品の一部
作品の一部
記念撮影
記念撮影

(写真提供:韮山包括様、板野さん、磯貝)

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静岡県伊豆の国市エメラルドタウン19-10

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