「福祉×アフリカ現代美術ワークショップ」の開催
- pe2s-isgi
- 21 時間前
- 読了時間: 3分

2026年7月15日(水)、伊豆の国市韮山時代劇場映像ホールにて、「福祉×アフリカ現代美術ワークショップ」を開催しました。

本プロジェクトはアウラの森芸術舎が、アーツカウンシルしずおかの支援を受け、伊豆の国市内の就労継続支援事業所3施設17名の皆さま(もくせい苑、ブルービート、ミライカ韮山)のご協力のもと実施しました。また、当日は20名の見学者にもご参加いただき、文化芸術振興団体の方々から行政の障がい福祉担当職員まで、多様な立場の皆さまと共に学び合う場となりました。
今年度は、アフリカ現代美術の対話型鑑賞だけでなく、施設職員の皆さまにファシリテーションを体験していただき、その後、施設長・職員・ファシリテーターによるディスカッションを実施しました。同時に11名の利用者の皆さんは制作活動に取り組み、それぞれの時間を過ごしました。
導入では超老芸術家の故・本田照男氏の作品を紹介。その後、ジョージ・リランガ《シェターニ》(1998年、銅箔キャンバス、エナメルペイント)を題材に対話型鑑賞が行われました。
今年度は、アフリカ現代美術の対話型鑑賞だけでなく、施設職員の皆さまにファシリテーションを体験していただき、その後、施設長・職員・ファシリテーターによるディスカッションを実施しました。同時に11名の利用者の皆さんは制作活動に取り組み、それぞれの時間を過ごしました。
続くファシリテーション体験は、アール・ゆるっとの板野さんが担当。「色」「モチーフ」「場所」「音・動き」「鑑賞者の気持ち」という5つのテーマをもとに、5名の施設職員がファシリテーションを体験。初めての体験の方が多い中、参加者同士の対話を丁寧に引き出してくださいました。
今回、特に印象に残ったのは、施設職員の皆さまが《シェターニ》に描かれた姿を福祉の現場と重ね合わせて語られたことです。
「福祉の世界では、一人ひとりこの絵のようにつながり合い、助け合いながら生きている」
「作品そのものが、人と人とのつながりを考える媒介になっていた」
そのようなお話を伺い、私自身も、この作品が単なる鑑賞対象ではなく、福祉の現場においての相互理解や人と人をつなぐ媒介として機能することを改めて教えられました。
さらに、「普段は集団の中であまり発言しない利用者さんが、この場では発言している姿を初めて見た」「改めてアートの力の大きさに感銘を受けた」という声も聞かれました。一人ひとりに直接問いかけるのではなく、一枚の作品を介して対話することで、安心して自分の思いや感覚を表現できる場が生まれる。そのことに、コミュニケーションの入口としての大きな可能性を感じました。
施設長の皆さまからお話を伺えたことは、今回のワークショップにおける大きな成果の一つでした。対話型鑑賞等、参加者のお声については、今後制作する報告チラシでもご紹介する予定です。
最後になりますが、視察・伴走支援という立場から、打ち合わせ段階から寄り添い、全体を見渡しながら要所要所でサポートしてくださったアーツカウンシルしずおかの樋口加奈様に心より感謝申し上げます。また、いつも温かくサポートしてくださる天野さより様にも御礼申し上げます。
ご参加、ご見学いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
なお、本ワークショップは「伊豆日日新聞」と「静岡新聞」にて掲載いただきました。















コメント