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立体彫刻 ムムイェとドゴンから

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マリのドゴン族ヘッドレスト

ブロンズ、9.9x11.5x6.3、C15-16


15-16世紀、ドゴン族は、フラニ族やモシ族の騎兵隊の襲撃から身を守るため、最もアクセスしにくい地域に居住し、断崖絶壁の張り出しや洞窟に共同体を築いたそうです。急峻な崖や岩壁が続く乾燥した地形で、主要作物であるキビを栽培できる場所が少ないため、村は小規模でなければならず、その結果、ドゴン族は大きな都市や中央集権的な政府を作ることができませんでした。各村には長老会議があり、重要な意思決定を行い、主な職業に応じたカースト制度で組織されていました。



ナイジェリアのムムイェ人物像彫刻

木、48.5x12.2x14.0、C20


イギリスの彫刻家ヘンリー・ムーアは、腕を包むような西アフリカの女性像の形に衝撃を受け、後に「...彫刻家は、腕を自由に体の中心を包むようにすることで、(この像を)『空間的』にすることに成功した」(R. Fardon, 2011より引用)とコメントしました。写真の男性像にもそのような特徴が見られ、木の幅をフルに使い、包み込むような腕と細長い体、頑丈な脚に支えられ、顔と腹部がほぼ同じ大きさになっています。このような「ムムイェ」スタイルは、アフリカの彫刻を象徴するものとなっています。








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