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アーツカウンシルしずおか 助成団体キックオフミーティングに参加しました

  • pe2s-isgi
  • 6月24日
  • 読了時間: 3分

2025年6月19日、アーツカウンシルしずおか主催の助成団体キックオフミーティングに参加してきました。文化芸術による地域振興プログラムの一環として、「地域クリエイティブ支援」(18団体)と「地域はじまり支援」(10団体)あわせて約70名が、グランシップ6階ホールに集まりました。

アウラの森芸術舎は今年度、初めて「地域はじまり支援」の助成をいただきました。高齢者や障害のある方を対象に、静岡県伊豆の国市でアフリカ現代アートの対話型鑑賞会を実施し、その記録を報告書としてまとめる予定です。

当日は、アーツカウンシルしずおか長・加藤種男様より、「住民一人ひとりが表現者となる社会」を目指すというお話をされ、辛口ながらもユーモアに富んだ語り口に引き込まれました。グループワークでは他の団体の皆さんとの交流も生まれ、大変有意義な時間となりました。

私は13歳からイギリスで暮らしており、子どもの頃から“アーツカウンシル”という名前には馴染みがありました。2022年に静岡でアウラの森芸術舎を立ち上げ、伊豆の国市にある約200点のアフリカ現代アートを活かして地域に貢献できないかと模索する中で、2021年にアーツカウンシルしずおかが設立されたこと、相談窓口があることを知りました。最初に親身にご対応くださったのが、チーフ・ディレクターの櫛野展正さんと、プログラム・ディレクターの北本麻里さんです。

その後、研修講座「きかくの場」に参加し、個別相談などを通して活動の方向性が徐々に具体化。ホスピタルアートの視点に触れたり、対話型鑑賞会の実践者と出会えたことも大きな収穫でした。

キックオフ当日は5つのグループに分かれて対話を行い、私は櫛野さんがファシリテーターを務めるグループAに。同じグループには、医療の現場で対話の場を創出されている方、障害児の母として企業との座談会を企画されている方、市長を巻き込んだ仮装行列を行う団体、熱海の街を舞台にしたユニークな音楽祭の主催者など、実に多彩なメンバーが集まり、そのネットワークの厚みに圧倒されました。

アウラの森芸術舎では2024年より、伊豆市を拠点に高齢者施設などでアフリカ現代アートの展示や、西アフリカの伝統楽器コラの演奏、対話型鑑賞会を行ってきました。2025年は、アウラの森芸術舎の所在する伊豆の国市に活動の場を移し、韮山包括支援センターが主催する「いずのんカフェ」やB型就労支援型作業所にて、タンザニアの作家ジョージ・リランガによる作品《シェターニ》を用いた対話型鑑賞会を実施する予定です。

また、いずのくにデジタルマップ2の「温泉・名所」カテゴリに掲載いただき、いずのくにFMでも活動についてお話しさせていただくなど、少しずつ地域との接点が広がっていることを実感しています。先日は、代々木で開催されたアフリカン・ヘリテージのイベントにも足を運び、新たな出会いもありました。

こうして、伊豆の国市を拠点にアフリカルチャーを通じた小さなネットワークが芽吹きはじめています。今後、どのような面白い企画が生まれるのか、私自身も楽しみにしています。

最後に、アーツカウンシルしずおか様がこのような素晴らしい機会を提供くださったことに心より感謝申し上げます。

🖼 写真提供:アーツカウンシルしずおか

当日の様子
当日の様子

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